痛風発作の原因と痛み止め

痛風とは
痛風は、体内の新陳代謝によってできる尿酸の量によって起こり、足趾(あしのゆび)や足首、膝などに起こる急性の関節炎です。とくに足の母趾の付け根の関節(母趾MP関節)が最も多くみられ、初めて発症される人の7割がこの部位です。

痛風発作の原因
痛風は、体内の新陳代謝によってできる尿酸の量によって起こります。尿酸の体内量はほぼ一定に保たれており、一日に作り出された尿酸量とほぼ同量が毎日排泄されています。ところが、何らかの原因で体内の尿酸量が増えてしまうと高尿酸血症になります。

痛風発作は、尿酸塩に対してからだの防御機構である白血球が反応し、攻撃する時に起こります。尿酸塩が関節に溜まると痛風発作になりますが、他の臓器にも溜まります。なかでも皮下にたまりやすく、皮膚の下に結節ができます(痛風結節)。痛風結節はまれには脊髄にたまり神経症状の原因になる事もあります。腎臓も尿酸が溜まりやすく、高尿酸血症や痛風の人は腎機能に注意が必要です。さらに、痛風の患者さんでは心血管障害や、脳血管障害などの生命を脅かす成人病を合併する割合も高いのです。痛風発作の激痛は「尿酸が体に溜まっているよ、治療が必要だよ」という神様の警告と考えるべきでしょう。

痛風の痛み止め
発作が治まっているときは、痛風のもとになっている高尿酸血症の治療を行います。まずは生活習慣の改善です。高尿酸血症を促進させる原因で有名なのは、プリン体を多く含む食品(例えば魚の干物やレバー、乾物、ビール)です。また、アルコール(ワイン、焼酎、日本酒など)は体内のプリン体分解を促進して尿酸を増加させ、さらにアルコール分解に伴って生成される物質が尿酸の排泄を妨げるため、高尿酸血症を引き起こしやすくなります。

痛風の痛みは、そのピークが過ぎると軽減し、しばらくすると普通の生活ができる状態となります。しかし、そのまま放置するのでは、再び、痛風の発作がいつやってくるとも限りません。痛風の痛みが過ぎて動ける状態となったら、すぐに医療機関を受診し、その根源である高尿酸血症の治療を始めることが賢明です。

ほかにも、内臓脂肪の蓄積は尿酸の産生を促進するため、尿酸値を上げてしまいます。そのため、プリン体の少ない食事・飲酒制限・食事や運動による肥満の解消という生活習慣の改善もとても大切と認められています。

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